静岡SHIZUOKA

山岳地帯と太平洋に挟まれた細長い地形

北側には3000m級の山々が連なり、南側には約500kmの海岸線が伸びる静岡県。東京からのアクセスがよく、温泉地でもあることから、リゾート地として昔から人気があります。
富士山や太平洋に突き出す伊豆半島など、景勝地が多いのも静岡の魅力。水が豊かな土地でもあり、渓谷や滝、湖などが美しい風景を織りなしています。そのひとつが、浜松市西部にある浜名湖。南端では太平洋とつながる汽水湖で、800種類以上の魚介類が生息するといわれており、現代ではウナギやカキなどの養殖が盛んに行われています。映像には、湖を南北に貫く浜名湖大橋が登場。満々と湛えられた水の上を、リアライズトレーラーが駆け抜けます。

東海道を西へ走る、リアライズトレーラー

東京と大阪をつなぐ国道1号線。古代の官道のひとつ・東海道を前身とする道路で、静岡県内では駿河湾に沿って伸び、一部は富士由比バイパスになっています。リアライズトレーラーが渡っている水色の橋は、バイパスの途中にある新富士川橋。富士川の河口付近に架かり、片手に富士山を望む絶景ドライブロードです。
映像の最後に現れるのは、新富士川橋の西に位置する薩埵峠。昔は東海道の難所として有名な場所でした。現在は海と山の間の狭い海岸線に、国道1号線と東海道本線、東名高速道路という日本の大動脈が重なり合って走っています。富士山を背景に、西へ向かって走るトレーラーの姿にご注目ください。

冷凍マグロ水揚げ量・ツナ缶生産量が日本一

静岡県は冷凍マグロの水揚げ量が日本一。映像の冒頭には、青森の漁船・開洋丸が焼津港で冷凍マグロの水揚げを行っているところを収めました。クレーンで大量に吊り上げるダイナミックな様子は「マグロツリー」とも呼ばれるそうです。
そのマグロを原料としたツナ缶の生産量も、もちろん静岡県がトップ。2019年は国内生産量のうち、なんと約97%を静岡県産が占めています。日本初のツナ缶が生まれたのも、静岡県の焼津市でした。
今回撮影したのは、缶ではなく瓶入りのツナ「おつな」を製造する株式会社JIN。静岡で水揚げされたビンチョウマグロとこだわりのオイルを使い、ひとつひとつ手づくりした逸品に、全国から注文が相次いでいます。