2019/08/01
日産・自動車大学校で学ぶ、将来整備士を目指す若者を対象とした返還不要の特別給付奨学金「リアライズ奨学金」を設立
リアライズコーポレーションは、日産自動車と日産学園(理事長:伊藤 由紀夫)が運営する日産・自動車大学校の入学者を対象にした、特別給付奨学金「リアライズ奨学金」を設立しました。
本奨学金は、日産・自動車大学校で学ぶ、将来整備士を目指しながらも経済的理由で就学や進学が困難な若者に対し、原則返還義務のない奨学金を2年間で計100万円給付するものです。
リアライズコーポレーションは車に関わる事業者として、自動車業界の喫緊の課題である整備士不足の解消、ひいては業界の活性化に向け、若者の育成支援をもって貢献したいと考えています。
■「リアライズ奨学金」概要
<対象者>
2020年4月の日産・自動車大学校(栃木校、横浜校、愛知校、京都校、愛媛校)の入学者(受験時に申請し、所定の試験審査に合格し入学した者)。
※本制度はより多くの学生に進学の機会を提供するという本制度の趣旨に基づき、高等教育就学支援新制度や他の奨学金制度との併用は認めない。
<募集人員>
日産・自動車大学校(5校)で計20人。
<給付期間>
年制・学科を問わず、入学後の2年間で終了。
<給付金額・方法>
前期学納金請求時に授業料から50万円減免する。1年ごとに継続審査有。
■リアライズコーポレーションが奨学金を設立した経緯
リアライズコーポレーションが現在、「SUPER GT」シリーズ・GT500およびGT300のメインプロジェクトパートナーを務めるKONDOレーシングは、2012年より「SUPER GT」「フォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)」に加え、日産・自動車大学校との共同プロジェクトを発足し、「スーパー耐久」等に参戦してきました。
同プロジェクトは「真のクルマ好き人財、組織に通用する人財の育成をモータースポーツを通じて実現していく」という理念のもと、若手スタッフの教育・育成プログラムを組み込んだものです。7年間で約1万人がメカニックのサポートやレース運営、応援活動等に参画しています。
リアライズコーポレーションはこの理念に賛同し、18年よりプロジェクトに参画、KONDO RACINGの支援を開始しました。この参画を通じて自動車業界に共通する整備士不足等の課題の解消を目指し、「自分の職業に誇りを持てる人財を一人でも多く育てたい。業界を活性化していきたい」と考えています。
今回、日産自動車ならびに日産・自動車大学校と共同で特別給付奨学金「リアライズ奨学金」を設立したのは、車両を扱う事業者として、「将来自動車業界で働きたい。整備士になりたい」という若者の夢を応援したいという思いからです。経済的理由で就学や進学が困難な若者にも、夢を諦めずに挑戦するチャンスを提供できればと考えています。
リアライズコーポレーションは、自動車業界の課題である人材不足の解消はもとより、燦然と輝く未来を創るために、若者の支援をもって貢献してまいります。